坂井祥紀vs重田裕紀

坂井祥紀vs重田裕紀

坂井祥紀vs重田裕紀

■ウェルター級8回戦
坂井 祥紀[36戦23勝(13KO)11敗2分/横浜光]
vs
重田 裕紀[8戦6勝3KO1敗1分/ワタナベ]

今回の『A-SIGN BOXIING』出場選手の中で最も注目されていた、メキシコ帰りの坂井祥紀(横浜光ジム)の対戦相手が決まった。ウェルター級8回戦で17年度同級全日本新人王を獲得した日本同級7位の重田裕紀(ワタナベ)が名乗りをあげた。

10年6月にメキシコのロスモチスでプロデビュー戦を判定勝利で飾った坂井は、その後僅か4ヶ月で月1回のペースで試合を行い4連続KO勝利。同年11月に判定で初黒星を喫するも、再び3連勝するなど約1年で9戦8勝(5KO)1敗と堂々たる成績を異国の地で刻んでいった。

そんな坂井がメキシコで師事したのが名伯楽ナチョ・ベリスタイン。メキシコの最高傑作の一人でもある世界2階級制覇を達成したリカルド・ロペスと、同じく2階級を制したジョニー・ゴンザレス、更に世界4階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケスなど、メキシコの英雄達を育て上げたレジェンド・トレーナーだ。

ナチョの下で順調に育っていった坂井は、15年9月にWBC世界スーパーライト級ユース王座決定戦に勝利してタイトルを初獲得。その翌年から25戦20勝(13KO)5敗の戦績を引っ提げいよいよ米国に進出を果たす。

16年4月にテキサスでの米国デビュー戦は判定勝利するも、その後はメキシコ、米国を行き来する間に勝ち負けを繰り返すようになり、18年4月から最後の試合となる19年11月まで、ホープとの連戦でアウェイの洗礼を受ける試合などもあり4連敗を喫してしまった。

坂井は再び自分のキャリアを積み上げることを決心し、日本への帰国を決意する。

海外への積極的な仕掛けを行い、自由な雰囲気を感じた坂井は横浜光ジムの門を叩く。そしてプロとなってから10年、初の母国日本での試合が8月31日の『A-SIGN BOXING』の舞台となった。

対するサウスポーの重田は16年5月に井上尚弥&八重樫東の、大橋ジムコンビによる世界戦の予備カードでプロデビュー。韓国人を相手にダウンを奪われ判定負けとなった。

しかし、翌年1月に初回TKOでプロ初勝利を飾ると、参戦した東日本新人王予選を2連続KOで勝ち上がり、決勝も判定勝利で東日本新人王となる。全日本新人王決定戦では、西日本でMVPを獲得した安達陸虎(井岡弘樹→大橋)を相手に3-0の判定勝利でルーキーのトップとなった。

18年は10月に初海外戦の韓国でドロー、19年4月に判定勝利と2年で1試合づつを重ね現在8戦6勝(3KO)1敗1分とし、今回の格上相手に勝利を目指す。

坂井のメキシコ仕込みの攻撃的な”メキシカン・スタイル”と、日本の叩き上げ選手らしい新人王からこれからのキャリアを伸ばそうとしている”ジャパニーズ・スタイル”の重田という両者の戦い。

メキシカンはサウスポーが苦手という例に漏れず、坂井もあまりサウスポーとの試合、練習経験がないという点がこの試合のキーとなり、また展開を面白くさせる予感が潜んでいると言えるかもしれない。

 

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