ダニエル・ジェイコブスの専属管理栄養士 “ミスター・ A”

ダニエル・ジェイコブスの専属管理栄養士 “ミスター・ A”
元ミドル級王者のダニエル・ジェイコブスといえば、その多彩なファイト・スタイルや、
癌を克服して世界王者になったことに由来する「ミラクル・マン」の愛称で知られるが、
計量から試合までに10kg近く体重を増やし、体格差で相手を圧倒する手法もまた有名である。

ゴロフキン戦では1日で10kg以上増量し、ゴロフキン相手に大接戦を演じたことから、
これを警戒したカネロ陣営が、「5kg以上増量したら、+0.5kgにつき25万ドル(=27百万円)の罰金」
などという異例の要求を突きつけたほどである。
※実際ジェイコブスは、当日計量で+2kg近く超過し、1億円近く罰金を払ったとか。。

計量から体重を増やし、試合当日に相手との大格差で優位に立とうというのがボクサーの心理である一方、
増量に失敗すると体調を崩し、試合でパフォーマンスが発揮されない危険性とも隣合わせである。

ジェイコブスはいかにして、増量後に高いパフォーマンスを発揮し続けられるのか。
その鍵は、彼の専属管理栄養士である”ミスター・A”が握っていた。

ミスター・Aの正体 〜”水を飲まずに減量しろ”の通説は誤り?〜
そのミスター・Aの正体はこちら…

そう、元世界チャンピオンであのパッキャオとの対戦経験もある、
クリス・アルジェリなんです!

実は、アルジェリは栄養学の博士号の資格を持っていて、ボクサーを引退した後は、
病院で管理栄養士として働くつもりだったとか。
それが、自身がボクサーとして活動するうちに、スポーツ栄養学の分野に興味を持ち、
スポーツ管理栄養士の資格を取得したとのこと。

アルジェリ:「朝起きたらダニー(ジェイコブス)に朝食を作って、それから一緒にロード・ワークに行くんだ。
自分が担当するアスリートに料理を作るのはとても楽いよ。選手が十分に水分をとっているか、それと、
空腹が過度なストレスとなっていないかに常に注意を払っているよ」

ジェイコブス:「自分とクリス(アルジェリ)の関係は特別だよ。友達というより兄弟に近いかな。
元々、管理栄養士として雇ったんだけど、練習も一緒にするんだからまさに右腕のような存在だよ。
スパーでお互いの顔を殴り合うもんで、ファイター同士だけに分かる特別な空間を共有してるんだ。」

その管理栄養士・アルジェリが、ボクシング界の”減量中は水を飲むな”という通説に物を申している動画かこちら…

アルジェリ:「選手はみな、試合の数週間前になると、体重計の数値が上がるのを極度に恐れて、
水を飲むのを控えることが多いね。ただ、これは誤った考え方で(試合の直前までは)できるだけ多く
水を飲んだほうが良いんだ。水を多く飲むと、効率的に脂肪を燃焼させることにつながるんだ。」

その他にもアルジェリは、脂肪の重要性、良質なタンパク質の選び方など、YouTube上で栄養学に関する
多くの見解を披露しています。

”減量は美学”とされていた一時代前の考え方とは異なり、現在のトップ・ボクサーは長くキャリアを続けるため、
科学的な見地に立ち”健康的な減量”を目指しているんですね。

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