アメリカでの世界戦を振り返る

1月13日(日)
成田空港から12時間。ニューヨーク到着。
空港まで迎えにきたのはキャデラックエスカレード。


ニューヨークの中心部に位置するスチュアートホテルに宿泊。マディソンスクエアーガーデンで試合がおこなわれる際のポストホテルらしい。

高橋竜平はホテル近くにあるデリで夕食として米、フルーツを購入。
*デリとは?
市内のいたる所にデリはあり、ニューヨーカーのライフスタイルには欠かせないお店。日本でいったらコンビニと簡易的な食堂がセットになっているような感じかな。
俺もニューヨーカーらしく、毎朝日替わりでデリやカフェをまわった。
日本では朝食とらないくせに。
この日、ロサンゼルスからチーム伊藤の岡辺大介さんと合流。異国で試合をするなら、その国に通じている人に来てもらった方が心強い。

1月14日(月)
初めてのニューヨークの朝。気温は0度。スターバックスを片手にマンハッタンを颯爽と歩くのはファッションではなく、体を芯から暖めるための必須アイテムだということを知る。まぁ、スタバでなくデリのコーヒーで十分だけど。

朝はホテル内にあるスポーツジムで汗を流し、午後は血液検査や視力検査のため病院へ。
こっちのメディカルチェックは相当厳しいみたいで、不適合と判断されたら即試合中止とのこと。
視力0.2とかはアウトらしく、高橋はコンタクトレンズを着用。コンタクトは付けてもいいらしい。

夜は市内にあるボクシングジムをマッチルームボクシングに紹介してもらい体重調整。

1月15日(火)
この日も午前中はホテル内のスポーツジムで汗を出す。
午後は病院へ2日がかりのメディカルチェック。この日はMRIをとる。
疲れのたまっていた高橋はジムワークを中止し、ホテルでゆっくり過ごす。
とのことで、俺は大介さんに案内してもらい地下鉄に乗って市内観光。

ソーホー
60,70年代、この地区は芸術家の街だった。
当時、この場所は地価の安かったため、若いデザイナーや芸術家が集まるようになる

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彼らによって街が活性化し流行る。

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流行の街には観光客や金持ちが集まり、それを目当てにレストラン、高級ブランド店などが入ってくる。

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地価が上がり、彼らは家賃を払えずに街から追い出されてしまう。
というループに陥り、もう芸術家たちはほとんどいないとか。今は高級ブランドショップ、高価なレストランと歴史的建造物が同居してる街。
ブロードウェイ
すごいよね。要するに、全部コマーシャルなんだけど。

1月16日(水)公開記者会見
午前中にファイターミーティング。
ホテル内に常設されたマッチルームボクシングの事務所で総勢7名から取材をうける。
今回の試合に向けてのトレーニング内容、王者ドヘニーに対する印象などを質問され、ボクシングを始めたきっかけまで質問される。
高橋が漫画「はじめの一歩」の影響と答えると7名は失笑。コミックの影響でボクシングを始めるというのは、この国の人間には理解できない。
だって、どこの国のボクサーもボクシングは食べていくためにやっている。


このおっさんが一番失笑してた気がするけど、番組内で「はじめの一歩」を紹介。

午後からはタクシーで別のホテルに移動し公開記者会見。

高橋は英語でスピーチ。
たとえ下手でも、恥ずかしがらずに英語を喋ろうとする姿勢がこの国では賞賛される。
体重調整がうまくいっていたため、この日は体を動かさずにホテル内で過ごす。

夜はホルヘ・リナレスのカットマンとしてニューヨーク入りしたルディ・エルナンデス、大介さんとイタリアンレストラン。
今日の友は、明日の敵。
2月2日の日本タイトルマッチ中谷潤人vs望月直樹では、この2人は中谷陣営につく。
フリーランスのアメリカでは特別なことではない。

1月17日(木)公開計量

いよいよ計量。
マディソンスクエアーガーデンへ。
およそ2時間かけて選手、セコンドのライセンス申請、保険等諸々の手続き。この時点で予備計量も済ませる。
大量の英文書類に記入しなければならず、また質問され、英語できなきゃ無理。
この日。マッチルームボクシングは通訳を用意してくれていた。

1時から公開計量。


予備計量で体重はわかっている。これはお客さんに向けたパフォーマンス。
夕方から韓国料理屋で参鶏湯。
IBFは当日計量があり、10ポンド以上増えたら失格となってしまうため外食はこれだけにすませる。
あとは、体重調整しながらホテルの部屋で軽食る。
トレーナー陣はHOOTERSでジャンクな夕食。

1月18日(金)試合
いよいよ決戦の日。
朝8時からホテル内にあるマッチルーム特設事務所で当日計量。
午後1時からホテル内のフィットネスルームで汗を流す。試合当日、選手は必ず会場入りする前に一汗かかせる。
https://twitter.com/MatchroomBoxing/status/1086259603967541248
午後7時に会場となるマディソンスクエアーガーデン入り。ようやくチームジャージも揃った。

控え室に入ると、ドーピング検査のため、コミッションから尿を出せと催促される。尿検査は試合前と試合後の2回。
だが、高橋は全く尿の出る気配がないため、水分を多めにとる。コミッションの人間は高橋にぴったりと張り付いている。尿が出るまではバンテージすら巻かせてもらえない。会場入る前にトイレすませてたら、大変なことになってたかもしれない。
すでにドヘニー陣営は巻き始めている。
30分ほど経ちようやく尿検査を済ませ、バンテージを巻き始める。



高橋とチーフトレーナーは試合後医務室へ。バッティングで眉間の上、パックリ割れたからね。
試合中は大介さんの止血がうまくいき、気にならなかったけど。
控え室に戻ってきた俺たちは溜息をつき、部屋の中にある大型スクリーンでセミファイナルのホルヘリナレスの試合を見て衝撃を受ける。
会場を出たのが夜11時30分。おそらくメインイベントが終わった時間はゆうに日付をこえていた。

1月19日(土)帰国
もう仕事は終わったし、朝から飲むよ。


この日はシカゴに移動して一泊。
まさかのー14度。ニューヨークで大活躍のホットコーヒーだが、ここでは意味ない。

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