フリーランスのボクサーがボクシング界の真の発展に寄与する

年末は久し振りにボクシング生観戦。
世界戦となると、テレビ放送に合わせた進行の為グダグダになることが多く、会場内で無駄な時間を過ごすことが長くなり、それが嫌いなので年末は会場にほとんど行かない。
ただ、今回はロサンゼルスでお世話になった伊藤君の試合ということで生観戦。

伊藤雅雪は自分でチームを結成し、アメリカで世界王者になり年末国内リングの大トリを務めた。
一度引退した井岡一翔は、実質フリーランスとなりマカオで四階級制覇を目指した。
日本人として初めて主要四団体で世界を獲得した高山勝成や元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者の石田順裕然り。
彼らは所属ジムの意向にとどまらず、
自ら道を切り開いていった。


それはジムの意向に従い上を目指すよりもはるかに困難なことだと思う。
でも、こういうスタイルの選手たちが増えてくる方が日本のボクシング界の真の発展のためにはいいと思うけどね。
だって、「個」で勝負できるってことが証明されたんだから。
「個」で勝負したいからボクシングやってんでしょ?
KG大和ジムの中野敬太は現在マニー・パッキャオと一緒に練習していると聞いた。
すごいよね。彼の行動力。
3年前、赤穂亮もマニラでWBOバンタム級インターナショナルタイトルを獲得して2度目の世界戦へ繋げた。
これだって赤穂の行動力で出来たから。


昨年末には公正取引委員会がブッ込んできた。
日本ボクシング界のクラブオーナー制度の現状維持は難しくなりつつある。移籍制限撤廃の波がすぐそこまで来ていて、それはクラブオーナー制度の根幹を揺るがす。

ボクシング協会としてはこのクラブオーナー制度を維持したいし、俺もこの制度は素敵だと思う。
だって欧米と同じようにプロモーター、マネージャー、トレーナー、選手と独立したフリーランスの環境(マネージャー制度)になってみ?
今の日本人ボクサーの半数以上は需要ないから。
後楽園ホールで開催されるボクシング興行だって例年の半分あればいい。
名もない選手がリングに立つには、プロモーターやマネージャーに将来性を買われるか、客が呼べるか、有望な選手にあてがわれるかだ。
MTジムのトレーナー岡田隆志さんはロサンゼルスでプロボクサーやってたけど、
4回戦時代にマークウィリアム・アローヨ(世界ボクシング選手権金メダリスト)とダニエル・ローマン(現WBA世界Sバンタム級王者)と試合している。
完全に噛ませ扱いでしょ?
でも、岡田さんこの2人に勝っちゃった。
2週間前に試合のオファーがきて、「準備期間が足りないから出来ない」なんて選手が言ったら、マネージャー制度のもとではアウト。
「契約体重の方がいいです」もアウト。
「○○とはやりたくない」とか一発退場。
自分の要求を通すには、自分が何者かになってからだ。

選手の意向を聞いてくれたり、
勝っても負けても自分が納得するまでリングに上がれるのはクラブオーナー制度だからで、それは会長の裁量。
もし俺がマネージャー制度のもと、プロモーター、マネージャー業に専念するとして、横浜光所属選手との独占交渉期間があるとしても、契約したい選手は半数程度になる。

または、この動画に出てくるサイトーンジムのように噛ませ役選手をかき集めるか。
結構需要ありそうだけど。たまに第二のシーサケットが出てきたりして。

もっとも、
一番必要ないのはオーナーライセンスをもつ会長かもしれない。もちろん俺もふくめて。
所属選手のプロモート、マネージメントできなきゃ存在価値はない。誰かに必要とされなかったらいる意味ないし邪魔なだけ。

横浜光ジムとしても、これからのジムのあり方を見直していかなければならない。

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