海外遠征 〜韓国編〜

12月13日 韓国到着

横浜光、RK蒲田陣営、日本から派遣されるコミッショナーの総勢10数名で成田空港を出発。
大邱国際空港まではわずか2時間。
この空港は軍の施設の為、撮影は一切禁止。
ここからおよそ200Km離れたSANGGWANへバスで向かう。
ホテルに着いたのは深夜1時過ぎ。あたりは真っ暗闇で、周辺に何があるかわからない。
選手達は長距離移動で疲弊していた為、各自部屋で休む。
昼からなにも食っていない俺は近くのコンビニまで車を出してもらい、韓国風海苔巻き、ビールを買って部屋に戻る。

12月14日 計量

朝9時過ぎに目の覚めた俺は、ホテルのフロントでコーヒーを買い一服しに外へ出て愕然とした。


ここどこ?

計量は15時の為、昼過ぎまでは各々ゆっくりと過ごす。
「SANGGWAN RESORT&SPA」
ホテル名は立派だが、この時代にググっても検索できない奇跡。
ただ、全室床暖房が入っていて、200坪ほどの天然温泉が出る大浴場があり、レストランでは食事ができるし居心地はよかった。
次、行く機会があったら雀卓を持ち込みたい。
週末の為、ホテルは宿泊客でいっぱいだ。おそらく、ここの天然温泉が人気なのだろう。だって周辺なんもないし。

選手達はこの大浴場で最後の体重調整をしながら、計量に備えることができたのはよかった。
海外で試合をする際の懸念材料のひとつは、
どこで体重の最終調整ができるかだ。
海外遠征(メキシコやタイ、フィリピンなど数多く行ったが)で、ホテルに浴槽があることはほとんどない。運よくあっても熱湯が出ないなど、自室で汗を出すことは期待しないほうがいい。
ジャパンクオリティを期待してはいけない。
ホテル近くに健康ランド的(お風呂があり、サウナがある)なものがあればラッキー。
ただ、セブで日本式銭湯に行った時、お湯は36度程度しかないうえ、節電のためかサウナに電源入ってないこともあった。
日本での当たり前は、他の国では通じない。

計量では阿部龍征【RK蒲田】が褌姿で登場し現場を盛り上げる。
ただ、敵陣営にいた1人の女性が阿部くんに萌えてしてしまい、何枚も一緒に写真を撮るわ、執拗にまとわりついていて大変そうだった。

メインイベントは鯉渕健(4勝3KO2敗)vs Ro Joon Suh(5勝2KO)
鯉渕は先月、東日本新人王決勝戦で負けたばっかり。再起戦が敵地、メインイベント、しかも相手は無敗というムチャブリ。
ちなみにさっきの女性、鯉渕はまったくのスルー。

計量後は、近くの韓国料理屋へ。


計量後の選手には抜群にいい食事だった。
海外で試合をする際の懸念材料のもうひとつが、
計量後の食事だ。
韓国料理はみんな好きだし心配なかったけど。
ただ、計量後の食事に神経質になっている選手は、海外遠征は少々やりづらい。
食品を持ち込むこともできるが、国別に食品持ち込み規制がある。まぁ、バレなきゃいいとは思うが、荷物検査をされたら没収される。運次第。
今回は千葉開がバナナを没収された。
バナナを没収されて、不貞腐れている成人男性を俺は初めて見た。


夜はホテルで鍋料理。
選手たちはそれぞれ明日に備え、
俺は柳光会長やスタッフと軽く飲みながら時間を過ごす。

12月15日 試合当日

朝食、昼食ともにホテルが用意している為、各々ゆっくりと会場入りまでホテルで過ごす。

試合開始前に日韓対抗戦に出場するメンバー全員でリングに上がる。
夕方7時過ぎにゴング。
Sフェザー級4回戦
×千葉豪毅【横浜光】
vs
○Jang Ki Kim
千葉4R判定負け


フェザー級4回戦
×岡田靖弘【横浜光】
vs
○Kyung Min Hwang
岡田1RKO負け


ライト級6回戦
○阿部龍征【RK蒲田】
vs
×Seung Yoon Shin
阿部2RKO勝利


バンタム級6回戦
○千葉開【横浜光】
vs
×Jong Min Jung
3-0 判定勝利


ライト級6回戦
×鯉渕健【横浜光】
vs
○Ro Joon Suh
0-2 判定負け


対抗戦は2勝3敗で韓国側の勝利。
レフェリー、ジャッジともに公正で、アウェイ感は一切なかった。
また、今大会のスポンサーがメインイベントで奮闘した鯉渕に投げ銭をしてくれた。

その額80万ウォン。日本円にしておよそ8万円。
ファイトマネーとは別のボーナスみたいなもので、6回戦の選手にとっては嬉しいこと。
鯉渕は、敗戦した悔しさと、銭をもらった嬉しさがシンクロし変なテンションになっていた。

全試合終了後、プロモーターが食事をご馳走してくれるとのことで、計量後にもお世話になった韓国料理店へ。

あれ?またこれ?
計量後はこういう消化によさそうなものでよかったけど、試合後はもうちょっとガッツリしたものが食べたい。
俺はメニューをもらい、自分たちで支払うから焼肉をくれ、と注文したところ、
もう時間が遅くて店閉めたいから嫌、との返答。
こういうやる気のない店員も、海外ではよくあること。

結局最終日まで部屋飲み。

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