エリートサラリーマンへの道を棄てた水谷直人、KG大和ジムの挑戦!

11月19日(月) 後楽園ホール
A-sign.Bee 17
赤穂亮(横浜光)
36戦32勝21KO2敗2分
vs
水谷直人(KG大和)
10戦5勝2KO4敗1分

世界タイトル挑戦2度の経験を持ち、東洋太平洋Sフライ級王座、WBOインターナショナルバンタム級王座、日本バンタム級王座と3つのベルトを獲得した赤穂亮に挑むのは、
ここまでわずかプロ10戦、勝率は50%と平凡なうえに初めての8回戦となる水谷直人。
一見、無謀ともいわれる試合がなぜ決まったのか?


水谷直人は立教大学に入学してからボクシングを始め、卒業後社会人選手権2位という成績を残した。
就職活動では大手メガバンク、総合商社、証券会社から内定をもらっていた。
彼が内定をもらったメガバンクは金融業界を目指す学生であれば誰もが憧れ応募する銀行である。学閥の傾向が強く難関大学の人以外は全て落とされてしまうとも言われ、実際に面接までたどりつけるのは旧帝大、一部の国立大、早慶などかなり有名な私立大学の学生でほとんど抑えられていると言ってもいい。
そんな中、立教大学で優秀な成績をおさめ、また体育会系の主将を務めていたことが評価され内定を獲得した。
公開されている平均年収は800万を超えるエリートサラリーマンへの道がひらけた。

それなのに、水谷直人は地方銀行を選んだ。
ボクシングを続けることは決めていた。そのためには全国への転勤の可能性があるメガバンクは、彼の選択肢の中には入らなかった。
とは言え、銀行の仕事はハードワークでプロとの両立は不可能になる。
プロになると決心していた水谷は、地方銀行からボクシングが両立可能な企業へと転職する。
今でも計量日、試合の日は有給休暇や休日出勤の代休を使っている。試合が終わればどんなに傷を追っても翌日から仕事がある。

水谷のライバルは銀行時代の同期だ。出世コースに乗り年収一千万クラスの課長代理になった者もいる。
戦績は10戦5勝4敗1分とごく平凡。だけど、ここで世界ランカーである赤穂亮を下せば同期にも胸をはれる。
「僕は一番になりたい。社会人選手権でも一番にはなれなかった。だからプロでは一番になりたい。
赤穂さんに関しては、格上だしリスペクトしています。でも、僕がここから地道に勝ち上がっていけば逆にできなくなるかもしれない。今だからこそ、できる試合なのかもしれない」


KG大和ジム片渕会長は確信を持って今回のチャレンジマッチに臨む。
2017年夏、大橋ジムからオファーがくる。細野悟vs阿部麗也のオファーだ。
アマ2冠丸亀、現大橋ジムの溜田、東洋4位のフィリピン人と撃破し続けた阿部だが、2度の世界戦経験を持つ元2冠王者細野に勝てる自信はなかった。
ただ、幾度の激闘を制してきた細野が年齢とともに下降線を辿っていることは明らかだった。成長著しい阿部と、細野の下降。
しかも、細野にこの試合に懸けるモチベーションはない。世界戦を経験している選手が日本下位ランカーが対戦相手では、ただ試合をこなすだけ、という気持ちになる。
片渕会長は勝負に出た。

阿部は細野を圧倒し世界ランキングを手に入れ、来春にはチャンピオンカーニバルで日本王者源大輝(ワタナベ)に挑戦することが決まっている。

ふたたびKG大和ジムが勝負に出る。
片渕会長は、赤穂と阿部麗也、中野敬太とのスパーリングも何度も目の前で見ているため、赤穂のことをよく知っている。
「赤穂は絶対世界をとると思っていた選手だよ。彼はまだそこまで下降戦じゃないよね」
事実、今年7月赤穂は30戦24勝のフィリピン人サウスポーをわずか1Rで沈めている。


だが、スピード、瞬発力で勝負する赤穂に以前のような圧倒的な破壊力は感じない。それに加え、水谷との試合で赤穂のモチベーションも上がるはずがない。
片渕会長は確信を持ってこの試合に臨み、昨年に引き続き大物食いを狙う。

11月19日(月)後楽園ホール 
A-sign.Bee 17
Sバンタム級8回戦
赤穂亮【横浜光】 vs 水谷直人【KG大和】
Lフライ級8回戦
大保龍斗【横浜さくら】 vs 中山祐太【勝又】
64.5Kg契約8回戦
川崎真琴【RK蒲田】 vs 遠藤健太郎【大橋】
ヘビー級6回戦
上田竜【石神井】 vs キム・ジョングク【韓国】
50.5Kg契約4回戦
石井直樹【ワタナベ】 vs にぼし悠二郎【青木】
ミドル級4回戦
小倉大樹【横浜光】 vs 會津タツヤ【川崎新田】
4回戦
竹内大貴【金子】vs 水口貴史【L玉熊】
Sフェザー級4回戦
鈴木真守【神奈川渥美】 vs 佐藤雄人【青木】

11月19日(月) 後楽園ホール
18時第一試合開始
チケット種別
RS席 ¥10,000
A席 ¥8,000
B席 ¥6,000
自由席 ¥4,000

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