チャンピオンカーニバル挑戦者決定戦はじまるよ〜

『チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦』──。

 ボクシングファンや関係者には説明不要なのかもしれないが、そうじゃない一般ファンには、きっとちんぷんかんぷんのはず。

チャンピオンカーニバルとは?

 1年に1度くらい、「日本チャンピオンと最上位選手を戦わせて、盛り上がろ〜じゃねーか!」って企画で、最軽量のミニマム級からミドル級まで(それ以上の階級は選手数が少なく、ランキングもガラッガラのため実施せず)、13階級で行われるもの。
ボクシングの場合、各選手の試合スケジュールはバラバラだからそこがネックなんだけど、「同じイベントなんだから、なるべく短い期間に集中してやろう」というのを目指して、だいたい2〜3ヵ月以内で実施されるようにはなってきている。

 でも、かつてはたった2日間で開催されたこともあったし、いちばん近年では両国国技館で『5大タイトルマッチ』として行われたこともあったけど。
今はなき、『ディレクTV』で放送されて、ガッツ石松が解説してたりなんかして、良い時代だったなぁ。
そもそも、日本タイトルマッチだけを国技館でやるなんて、いまじゃ考えらんないでしょ。
いやいや、もっと言ったら、
畑山隆則(横浜光)対コウジ有沢(草加有沢)の日本スーパーフェザー級タイトルマッチなんて、これ1本で国技館が超満員だったし。
しかもフジテレビの生中継つき!

最強挑戦者決定戦とは?

 すっかり話がそれてしまったけど、そんな「カーニバル」に出場するための挑戦権を賭けた戦いが、この『最強挑戦者決定戦』なのである。
 今年は10月6日(土)、後楽園ホールの『ダイナミックグローブ』セミファイナルのフライ級戦からスタートし、12日(金)には同じく後楽園でまとめて6試合が行われ、『最強後楽園』という名のとおり、“後楽園ホール限定”だったのも2年前に取っ払われて福岡・久留米や山口・下関でも開催され、12月に予定されるバンタム級戦で終了となる。全12試合。あれ、フェザー級は?
 1位の阿部麗也(KG大和)の評判がすこぶる高く、阿部と戦うのに名乗りを挙げる選手がいなかったとさ。
で、阿部は戦わずしてカーニバル出場決定。なんとまあ……。

 ミドル級の日本チャンピオン、竹迫司登(ワールドスポーツ)が6月に初防衛戦を予定していたけど、ランカー全員が尻込みして挑戦者が決まらず防衛戦をできなかったってのはつい最近の話だけど、挑戦者決定戦に出るのを拒否するってのもなかなかスゴイ話。
拒否った選手は、ランキングを剥奪してもいいくらいっしょ(暴論ですか?)。

主な出場選手

 フライ級の中谷潤人(M.T)は、先ごろアメリカで世界チャンピオンになった伊藤雅雪(伴流)とまったく同じ、アメリカの有名トレーナーの英才教育を受ける“世界王者候補”。
スーパーライト級の井上浩樹(大橋)は、あの井上兄弟の従兄。
スーパーフライ級のレイ・オライス(FLARE山上)は、日本スーパーバンタム級チャンピオン和氣慎吾のトレーナーをやってたら、自らもまたやりたくなっちゃって選手復帰しちゃった“トレーナー兼選手”のフィリピン人。
スーパーフェザー級の大里拳(大鵬)と杉田聖(奈良)は、どっちも関西の選手なのに、わざわざ後楽園まで来てくれての“再戦”(去年12月に大里が判定勝ち)。
いつの間にか“九州のタイソン”を襲名(何代目だろ?)した別府優樹(久留米櫛間)と、あのクレイジー・キムの元弟子・永野祐樹(帝拳)は間違いなくバカンバカンのぶん殴り合いになる!
ちなみに、久留米は別府の所属ジムの地元だけど、別府は宮崎県都城市出身。永野は福岡県大牟田市出身。大牟田と久留米は近いから、永野の地元──ってのはミニミニ情報。

 とにもかくにも、これに勝たなきゃ日本チャンピオンに挑戦できない! ってのが厳しくていいっスね。
本当は、海外みたいに各チャンピオンの防衛戦と一緒にそれぞれの挑戦者決定戦があったほうがわかりやすいのかもしれないけど。まあ、どのかたちが最善なのか、そこは今後みんなで思考をめぐらせて考えていきましょ。
 この挑戦者決定戦をチェックして、年が明けてから順次開催されていくチャンピオンカーニバルを見ていく──というのが、“通”の楽しみ方。
もう、これだけ押さえときゃ、アナタは完全にボクシングファンの仲間入りです。

 で、最後にひとつ。「チャンピオン」って、口にすると「チャンピョン」だけど、文字で書く場合は「チャンピオン」ね。なんだか「ピョン」て文字、軽いし(笑)。
あと、「バンタム級」を「バンダム級」って書いたり言ったりする人が関係者にも多いけど、英語表記は「BANTAM」だからね。「D」じゃなくて「T」だから!
 たぶん、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとかマンダムと混同してるんだろうけど、ヴァン・ダムってそんなに人気があったのか!?
 これも「チャンピオン」「バンタム」って正しく書ければ、アナタはパーフェクトなマニアです。

〜チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦〜

10月6日(土)東京・後楽園ホール
◆フライ級
 中谷潤人(M.T)vs.小坂駿(真正)

10月12日(金)東京・後楽園ホール
◆ライトフライ級
 堀川謙一(三迫)vs.板垣幸司(広島三栄)
◆スーパーフライ級
 ユータ松尾(ワールドスポーツ)vs.レイ・オライス(FLARE山上)
◆スーパーバンタム級
 中川麦茶(角海老宝石)vs.岡本ナオヤ(東京拳闘会)
◆スーパーフェザー級
 大里拳(大鵬)vs.杉田聖(奈良)
◆スーパーライト級
 井上浩樹(大橋)vs.マーカス・スミス(平仲ボクシングスクール)
◆スーパーウェルター級
 斉藤幸伸丸(アべ)vs.松永宏信(横浜光)

10月21日(日)福岡・地場産くるめ
◆ウェルター級
 別府優樹(久留米櫛間)vs.永野祐樹(帝拳)
◆ミニマム級
 榮拓海(折尾)vs.田中教仁(三迫)

10月28日(日)山口・海峡メッセ下関
◆ライト級
 アクセル住吉(関門JAPAN)vs.柳達也(伴流)

11月20日(火)東京・後楽園ホール
◆ミドル級
 西田光(川崎新田)vs.加藤収二(中野サイトウ)

12月開催予定・場所未定
◆バンタム級
 木村隼人(ワタナベ)vs.高野誠三(真正)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。