プロボクサーとは?

ダイナミックグローブ。
バンタム級8回戦
千葉開【横浜光】6戦6勝5KO
vs
松原凌【帝拳】8戦7勝7KO1敗

日テレのアナウンス部に今回の対戦表が送られてきた時、
この試合決定にアナウンサーの方達がざわついたと言う。

帝拳ジムからオファーが来たのが8月中旬。
俺はタイの知人に連絡を入れる。
「そっち行くから、バンタム級付近の世界ランカークラスを集めれるか?」
「大丈夫ですよ」
それから、
俺はこのオファーを受けた。

計量日になり、
試合順が変更しセミセミに昇格。
お互いの戦績を見れば、
誰だってそそられる。
いくら選手がSNSで張り切ってアピールしようが、
一番の説得力は戦歴だ。

後楽園ホール

お互いの応援合戦でホールが揺れるのもひとつの醍醐味。
それとは別に、
ホールが静まり返る試合がある。
俺はそういう試合が好きだ。

まだキャリアの浅い2人に、
大合唱する応援団なんてありゃしない。
今日のお客さんの大部分も、
この試合を目当てにホールにきたわけでもないだろう。
千葉のことも松原のこともよく知らない。
だけど、
パンフレットでお互いの戦績を見れば、
この試合の危険さがわかる。
目当ての試合がその前で終わっていようと、
ちょっとこれも見てみようかと思わせるモノが2人にはある。

ホールが静まり返る中、
選手の息遣い、パンチの衝撃音が響く。
交錯する危険なパンチにホールがざわめき、感嘆の声が漏れる。
ラウンドが進むにつれ、
次第に歓声、拍手が大きくなる。
いつのまにか、
ホール全体がリング上のボクサーに引き込まれている。
最後のシーンは、
会場中の悲鳴と大歓声が入り混じる。

間違いなく千葉は、
強烈なインパクトを残した。

ホールにいる身内以外の人間にインパクトを残せなければ、
本当のプロボクサーとは言えない。

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