マッチメイクはロマンである

年齢を重ねるごとに
人間関係をややこしくする肩書きや、立場、名前などが多くなってくる。
不平等で、不明朗なこの社会で、
自分が自分でありたければ、
どうすりゃいいの?
素直に生きなさい。
嘘はついちゃダメ。
って、先生は言っていたけど、
それだけじゃたぶん無理ってのはなんとなくわかってきた。
怜悧で狡猾に生きなさい、
って言われりゃドン引きも、
それこそが人間臭さであり、向上心だ。
でも、たまに疲れるんだよね。

だから、
俺たちはリングに純粋なものを求めるんだ。
自分がどこかでなくしちゃったもの。
真っ直ぐで、潔くて、勇敢で、凛々しくて。

それを実現したマッチメイクはたまらない。
マッチメイクに必要なのはロマンである。

10月11日 DYNAMITE PUNCH102
赤穂亮 vs 勅使河原弘晶

このカードは誰も想像しなかったはずだ。
硬直したマッチメイクの多いこの業界で、
こういうカードは珍しい。
大方の予想は赤穂だろう。
だが、
主役は勅使河原弘晶である。
赤穂亮という大物を喰うのか?
それとも、
ただの生贄で終わるのか?


先日の後楽園ホールでのフェイスオフ。
世界戦惨敗、
体調不良による欠場と、
どこか落日の気配を感じさせるアラサー赤穂は、
会長が決めた試合をやるだけとクール。
一方、
過酷なDANGANのリングで勝ち続ける若き勅使河原は、
リング上でガムをクチャクチャ噛みながら、
赤穂をリングに沈めるとブッ込んでくる。
若さはエネルギーだ。
身の程なんてしらねーよ、って奴は強い。

でもね、
ここまでラクにきたわけじゃない。
赤穂亮は酸いも甘いも経験してきた。
深キョンだって34歳にして、
ますます最高だ。

セミファイナルも注目カード。
高橋竜平 vs 武田航
2014全日本新人王と2015全日本新人王の戦い。
彼らは3年前の無名時代、
一度戦い3者3様のドローに終わっている。
それからお互い新人王を獲得し、
それぞれのジムの次世代を担う選手として頭角を見せている。
3年越しの決着戦がセミファイナルの舞台。

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